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出産祝い・内祝い

2016.01.07

 

出産祝い

出産という大仕事を成し遂げたママに、「ご苦労さま」と「おめでとう」の意味をこめて、出産祝いを用意しましょう。

ハッピー・ノート.comのアンケートによれば、出産祝いは、「ベビー服・スタイ・帽子」がもっとも多く72.9%。次が「現金」で60.3%
おもちゃ・ぬいぐるみ」、「消耗品(紙おむつ等)」、「食器セット」と続き、これがベスト5となっています。

最近、出産祝いとして人気上昇中なのが、「おむつケーキ」。おむつを二段重ねや三段重ねのケーキのようにかわいらしくラッピングしたものです。アメリカで出産前に行われる「ベビーシャワー」と呼ばれるパーティで、会場に必ずこのおむつケーキがディスプレイされることから人気となり、出産祝いの新定番となりました。

オムツケーキ

友人知人からの贈り物はこうした消耗品も喜ばれますが、身内からはもう少々値が張るもの、例えば母方の実家からはベビーベッドやベビードレス父方の実家からは現金を贈ることが多いようです。
現金を贈るときには、お札は新札を使うようにし、「4(死)」や「9(苦)」という縁起が悪い数字を使用することは避けるのが慣例です。
とはいえ、ベビーベッドは居住スペースの都合などで、置き場所に困る場合もあります
事前にパパ・ママから希望を聞いて、なるべくムダが出ないように調整しましょう。

一方、パパ・ママは里帰り出産でお世話になった実家へのお礼をどうするか、ということも考えますよね。
ママの実家だから、お礼なんて水くさい、と考える人もいるかもしれません。でも、結婚して別の所帯をもったのだから、実家に甘えるのもほどほどに。夫婦でよく話し合って、感謝の気持ちを言葉と形で表すようにしましょう

 

内祝い

昔は結婚・出産などの家でのお祝いごとに対して、近所の人たちにおすそ分けをするという意味で、宴席に招いたり、赤飯や砂糖、紅白のもち、紅白まんじゅう、鰹節などを配ったりしていました。

こうした慣習は今でも地方によって残っており、出産祝いをいただく前から「内祝い」を贈るところもあります
そうした古いしきたりが残る一方、今は「内祝い」とは、出産祝いをいただいた方へのお返しというとらえ方が一般的になっています。

贈る品物も、昔ながらの砂糖のほか、石鹸やタオル洗剤などの家庭用品や、お菓子やコーヒーなどの食品がよく選ばれているようです。
赤ちゃんの写真や名前が入った記念品は、年配の親戚など必ず喜んでくれる相手に留めておくことをおすすめします。
また、葬式などの弔事の際に用いられる緑茶、「縁を切る」とされる刃物などは、内祝いなどのお祝いごとでは贈らない方がよいとされてきたので、マナー上避けた方が無難でしょう。

内祝いは熨斗紙のかけ方、水引の結び方、命名紙をつける・つけないなど、地方によって独特の習慣があります
事前にじいじ・ばあばや年長の親戚に確認しておくといいですね。

内祝いを贈る時期は、お宮参りが終わった頃、出産後30日ぐらいまでが目安となります。

出産後は赤ちゃんの世話に追われるので、できれば出産前に準備しておくと慌てないですみます。通販や百貨店などのカタログで選ぶというのも、賢い方法かもしれません。

(参考)
もらって嬉しい“出産祝い”は?|第640回|ハッピー・ノート.com

出産祝いを贈る [赤ちゃんの行事・お祝い] All About

出産内祝いのマナーと金額の目安 [赤ちゃんの行事・お祝い] All About

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